私の年賀状に対する思い出

正月の風物詩は色々とありますが、年賀状は風物詩の中でも最たるものです。同じ風物詩のおせち料理や雑煮は食べようと思ったら作れば食べられます。しかし年賀状は正月近辺でなければ入手ができません。年賀状こそ、正月の代表的なシンボルなのです。

今年も年賀状を書く季節がやってきました。私は意外とマメな方なので、年賀状は毎年送らなければ気が済まないタイプなのです。最近は虚礼廃止の動きが出ていますが、やはり新年に年賀状をもらうと、うれしいものです。それに何より、私が年賀状をもらうのが好きなので、ついつい毎年のように年賀状を出してしまうのです。

それにしても最近の年賀状作成は、実に簡単になったものです。私は市販の年賀状作成ソフトを使っているのですが、このソフトが実にすぐれもので、名簿リストに名前と郵便番号と住所を入力すれば、プリンターからは送り主の名前・郵便番号・住所が達筆風な文字で印刷されて出力されるのです。毎年、100枚くらいの年賀状を作るのですが、表側の印刷はあっという間に終わってしまいます。時間にしてざっと15分といったところでしょうか。

昔の年賀状作成はそれなりに大変でした。私がまだ新入社員だった頃は、毎年この時期になると会社が送る年賀状の宛名書きを命じられたものです。名簿のリストを凝視しては、できるだけ綺麗な字で送り主の住所を書く。もし記入に間違いがあっては大変なので、実に神経を使う業務だったのを覚えています。今はもう会社でも年賀状作成ソフトを使い、とても簡単に年賀状を作っているそうです。

子供の頃の年賀状つくりは、今よりもとても凝った作りにしていました。まずはイモバン、そしてあぶり出しです。まずイモバンですが、半分に切った芋の平面部に、図工の授業で使う彫刻刀でコリコリと彫っていくのです。彫る内容は、新年の干支の動物か、その動物が龍や虎といった複雑な干支だったなら「正月」の文字でした。

今でも覚えています。初めて作ったイモバン。「正月」と彫ったイモバンに朱肉を押してはがきにペタン。ハンコだから裏表が逆になるのを忘れて彫ってしまったので、文字も逆になってしまったことを。

さらにあぶり出しですが、小学校時代、なぜかあぶり出しがクラスでブームになりました。筆をみかんの汁で濡らして書いたはがきを火であぶると、文字が出てくるのです。しかしあぶる前からうっすらと何が書いてあるのかわかるのは、気づかないふりをするのがお約束なのです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*