意外と多い年賀状仲間

ここ数年は若い世代での年賀状離れが進んでいるという話題を目にしたことがあります。特に20代で年賀状を出さない人の割合が多いそうです。しかし私自身は20代ですが、意外と年賀状でつながっている仲間がたくさんいます。

と言っても、確かに20代前半まではほとんど年賀状を出していなかったな、と自分を顧みても思います。ごく親しい友人に年賀メールを送るくらいで、紙媒体の挨拶は高校生くらいの頃からめっきり減っていました。
それがここ数年では年賀状を出し合う仲間がぐっと増えています。
この違いは何なのだろうかと考えたところ、生活環境の変化が最も大きな要因のような気がします。

中学・高校・大学くらいまでの時期というのは、社会人として仕事を持っているわけでもなく、友人同士でも比較的頻繁に連絡を取り合って一緒に遊ぶ機会がたくさんありました。しかし社会に出ると一転してその環境は変わります。中には遠方での就職が決まり、大学卒業後にはほとんど会えなくなってしまう友人がいるケースも多いのではないでしょうか。
おそらく大学生までの間は、友人との距離が近すぎて「年賀状を出す」という意識が薄れてしまっているのではないかと感じます。敢えて年賀状を出さなくても、近くにいていつでも会える相手だから年賀状を出す必要を感じないのではないでしょうか。
就職して距離が出来た途端、なんとなく年賀状を出してみようかなと感じるようになる人もいると思います。これはきっと無意識に友人とのつながりを保ちたいという感情が働いているからだと思うのです。

また、社会人になってからの数年で人生のターニングポイントを迎えることが多いものです。結婚や出産はもちろん、転職して居住地が変わることもあるでしょう。そうしたイベントがあった時に挨拶状代わりに年賀状を出すという人は意外と多いものです。
久しく連絡をしていなかった友人から年賀状が届いたと思ったら、「結婚しました」という報告付きの年賀状だったというのは珍しくありません。そしてそこからまた交流が始まる場合もあるでしょう。

こうした年賀状での近況報告は、実は私にとっては例年とても楽しみな行事の一つになっています。元日に届いた年賀状を一枚一枚確認しながら驚きの報告に「えぇっ!?」と声を上げることも少なくありません。
特にここ数年で増えた年賀状でつながっている友人たちは、一年間での変化を年賀状でまとめて報告してくる人ばかりです。それぞれの年賀状を裏返しながら「今年はなんて書いてあるんだろう?」とワクワクする瞬間は、学生時代などに身近で生活していた頃よりも、もっと近い距離感のように感じられます。
来年はどんな年賀状が届くのか、今からとても楽しみで仕方ありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*